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社会福祉協議会=社協って何?

[2020年7月8日]

ID:598

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誰もが希望する場所で安心して暮らしていくために

社会福祉協議会(社協)は、社会福祉法第109条に基づき、「地域福祉の推進を図ること」を目的に、全ての都道府県・市区町村に設置されている非営利の民間組織です。

「住民主体」を原則に、民生委員児童委員、福祉関係団体、ボランティア、NPO、企業のほか、保健・医療・教育等あらゆる機関と協働し、誰もが住み慣れた場所で安心して暮らすことができるよう、さまざまな活動を行っています。

一般的に、「社会福祉協議会」の名称から「社」と「協」をとり、「社協」との略称で広く呼ばれています。


家族の絵

福祉でまちづくりをする地域の中核組織です。

地域福祉とは

地域福祉とは、誰もが住み慣れたところで安心して暮らすことができるよう、誰もが互いに協力して課題解決に取り組むことです。

年齢や心身状態に関わらず、人や社会と関わりをもちながら、いつまでも安心して暮らし続けたいという思いは、多くの方の共通した願いです。

こうした願いを実現するため、社会福祉協議会は、地域社会を構成するあらゆる方々と協働して、自分たちで自分のまちを良くする活動(=地域福祉の推進)に取り組み、ひいては、国が推奨する「地域共生社会」の全面展開を目指しています。


参考/地域共生社会とは ※厚生労働省HP引用

  • かつて我が国では、地域の相互扶助や家族同士の助け合いなど、地域・家庭・職場といった人々の生活のさまざまな場面において、支え合いの機能が存在しました。社会保障制度は、これまで、社会 のさまざまな変化が生じる過程において、地域や家庭が果たしてき役割の一部を代替する必要性が高まったことに対応して、高齢者、障害者、子どもなどの対象者ごとに、また、生活に必要な機能ごとに、公的支援制度の整備と公的支援の充実が図られ、人々の暮らしを支えてきています。

  • しかし、我が国では、高齢化や人口減少が進み、地域・家庭・職場という人々の生活領域における支え合いの基盤が弱まってきています。暮らしにおける人と人とのつながりが弱まる中、これを再構築することで、人生におけるさまざまな困難に直面した場合でも、誰もが役割を持ち、お互いが配慮し存在を認め合い、そして時に支え合うことで、孤立せずにその人らしい生活を送ることができるような社会としていくことが求められています。

  • また、人口減少の波は、多くの地域社会で社会経済の担い手の減少を招き、それを背景に、耕作放棄地や、空き家、商店街の空き店舗など、さまざまな課題が顕在化しています。地域社会の存続への危機感が生まれる中、人口減少を乗り越えていく上で、社会保障や産業などの領域を超えてつながり、地域社会全体を支えていくことが、これまでにも増して重要となっています。

  • さらに、対象者別・機能別に整備された公的支援についても、昨今、さまざまな分野の課題が絡み合って複雑化したり、個人や世帯単位で複数分野の課題を抱え、複合的な支援を必要とするといった状況がみられ、対応が困難なケースが浮き彫りとなっています。

 

 「地域共生社会」とは、このような社会構造の変化や人々の暮らしの変化を踏まえ、制度・分野ごとの『縦割り』や「支え手」「受け手」という関係を超えて、地域住民や地域の多様な主体が参画し、人と人、人と資源が世代や分野を超えつながることで、住民一人ひとりの暮らしと生きがい、地域をともに創っていく社会を目指すものです。