長島デイサービスセンターほほえみには、多くの専門職が勤務し、ご利用者さん、ご家族、地域住民のみなさまの相談に対応しています。
そこで、デイサービスほほえみに勤務する職種を紹介してまいります。
第2回は精神保健福祉士です。
<精神保健福祉士>とは、精神疾患や精神障がいを有する方の相談援助に従事する専門職で、厚生労働大臣が認定する国家資格です。福祉系の大学、短大、専門学校を経て国家試験に合格することで取得できます。
デイサービスほほえみには1名の精神保健福祉士が生活相談員として勤務し、主に高齢者の疾患、障がい等に関する相談にあたっています。
正直言って、珍しいと思います。デイサービスほほえみでは、生活相談員として勤務していますが、「精神疾患や精神障がいを有する方」の相談援助にあたる専門職が、高齢者の利用するデイサービスに必要なのかと疑問を持つ方もいらっしゃいます。
しかし、多くの高齢者が患う認知症も精神保健福祉士の専門領域なんです。「精神疾患」の有病率は人口のおおよそ1割にあたり、うつ病や気分障がい、統合失調症、知的障がいといった幅広い疾患が含まれます。また、「精神障がい」といっても手帳の有無は関係なく、精神疾患などがもとで日常生活に支障をきたしているだけでも支援の対象となり、睡眠障がいなども含まれます。こうやって具体的な例を挙げていくと、デイサービスを利用している高齢者は、精神保健福祉士の支援対象に十分含まれていることが理解いただけると思います。
実は認知症の治療はとても専門性が高いもので、各地域ごとに認知症疾患医療センターが設けられ、必要に応じて受診することができます。日頃の様子から受診を勧めたり、受診後にも適切な治療を継続できるよう支援していくことが私たち精神保健福祉士の役割です。
最も役立つのは障がい福祉に関する制度やサービスを紹介できることだと思います。
例えば、精神保健福祉手帳は、認知症でも取得が可能で、桑名市民である場合、2級以上を取得することで医療費助成を受けることが可能です。
もちろん精神科以外の医療費も助成されることから、入院や歯科受診も対象となるんです。
場合によっては介助者の交通費や施設入場料も減免されることもあるので、水族館やテーマパークにお得に入場できることもあるんですよ。
このように、同じ相談専門職であっても社会福祉士より精神分野に特化しているため、知識量もたぶん多いはずです(笑)
利用者さん、ご家族に寄り添った親身な相談相手となり、役立つ情報を提供することで、支援していきたいと考えています。
そうですね、やはり精神保健福祉士として、精神科病院とのネットワークを有しています。
「Pですか?」
「はい、Pです」
この会話の意味、分かりますか?実はこれ、精神保健福祉士の有資格者であるかどうかの確認なんです。
一般の病院や診療所にいる医療相談員(MSW=メディカル・ソーシャル・ワーカー)は、社会福祉士の有資格者がほとんどだと思いますが、精神科病院の医療相談員はほとんどが精神保健福祉士(PSW)であるため、私たちの業界では「Pです」と言えば、「精神保健福祉士です」という意味で通じるんです。人数的にも精神保健福祉士の方が圧倒的に少ないので、その分、顔の見える関係を構築しやすいのです。業界も狭い分、仕事で出会えると喜びも大きいのです。
最近というか、今も昔も旅好きです。海外旅行も好きですが、国内旅行はもっと好きです。
特に城や神社、寺といった歴史を感じられる場所、雄大な自然を感じられる山、海などを気に入っています。
気分転換をした後は、特に仕事に集中できます。
ただし、現在は新型コロナウイルス感染症の影響もあるので、早く終息して欲しいと心から願っています。
最近の寺社でのお願いごとは、利用者のみなさんの健康と、コロナの終息です。
あっ、お願いごとって人に言っちゃいけないんでしたっけ?(笑)
社会福祉法人 桑名市社会福祉協議会 長島支所 長島通所係
電話: 0594-41-1022
ファックス: 0594-41-1250
電話番号のかけ間違いにご注意ください!